現在、英語を学べる場所は数多く存在します。英会話スクールはもちろんそうですが、今はオンラインでも英語を学べます。
そんな中、今回紹介するのはコーチングタイプの英語スクール。
今回紹介する「PROGRIT」をはじめ、「ENGLISH COMPANY」「RIZAP ENGLISH」「TORAIZ(トライズ)」などコーチングタイプの英語スクールも多く存在します。
実際に私は「PROGRIT」に3ヶ月間のコースに通ったので、実際に通ってみた感想をお伝えしたいと思います。
目次
コーチングタイプの英語スクールとは
そもそもコーチングタイプの英語スクールとは何かと言うと、、、
・専属のコーチがつき学習をサポート
・個人に合わせた学習を提案し実践する ・日々の学習を毎日サポート |
主にこの3つを提供し、個人の英語学習のサポートをしていくもので、スクールによっては週に1回もしくは2回のペースでトレーニングを行ったり、カウンセリングのみを行ったりしますし、期間も1ヶ月から1年と様々です。
また、コーチはかなり高い英語レベルを持つ日本人ですので、英語をどのように学べばいいかを日本語で理解できるので習得も早くなります。基本的には週に1〜2回のカウンセリング以外は自主学習となり、毎日2〜3時間の学習をするよう求められます。これに対しては、効率的な学習方法を提案してもらえますので、それらに沿って毎日学習を進めていきます。
英語学習において、正しい学習方法を継続することが一番重要で、これが目標に近づく最短の方法とも言えます。伴走者としてこれらをしっかりとサポートしてもらえるのがコーチングスクールです。
「PROGRIT」に決めた理由
私は3年ぐらい前から英語学習を始めましたが、最初はアプリや市販のテキストを使って学習し、英会話スクールにも通っていました。でも、学習を始めて3ヶ月ぐらい経った時に、今のまま学習を続けていて大丈夫なのだろうかと思い、ネット等で色々と調べた時に英語コーチングスクールの存在を知りました。
内容を見てみたら「最適な学習方法」で「効率よく英語を学習」でき「短期間で圧倒的な英語力」を習得できるということでした。受講者の声も見てみると、2ヶ月でTOIECのスコアが大幅にアップしている受講者が多数いるということで、始めてみる価値はあるのでは?と興味を持ち、「PROGRIT」ともう一つ「ENGLISH COMPANY」も検討に入れ、両方とも無料カウンセリングを申し込み体験してみました。
どちらのスクールも、英語学習の目的(TOIECで高得点を目指したい、スラスラと話せるようになりたい、ビジネス英語を身に付けたい等)のヒアリング、実力テストをし、現在の実力、今度どうしていくべきかのフィードバックをもらえます。両方とも短期間で集中して英語を学べ、個人に合わせてサポートしてもらえるということで、すぐに気持ちは受講する方向に傾きました。ただ、どちらも入学出来るのが3ヶ月後ということだったんです。その中で、その入学までの時間でやるべきことを示してくれたのが「PROGRIT」だったというのが決断の理由でした。
ただ、今思えば、どちらのスクールに通ったとしても結局は学んだ学習法を継続していくことができるかどうかが問題ですので、そのきっかけをどのスクールで作るかという問題だと思います。もちろん、スクールの雰囲気、立地、費用も続けていく上では重要だと思うので、その辺もチェックしてもらえるといいのではないでしょうか。
ちなみに、PROGRITはプロサッカー選手の本田圭佑氏、元水泳選手の北島康介氏も受講されていますね。それが決め手になるかは分かりませんが。。。
「PROGRIT」での3ヶ月間
では、実際の中身はどうだったかというと、、、
まずは最初のカウンセリングで目標設定をします。
私の場合は、
①学習を習慣化する
②正しい学習方法を習得する ③瞬間英作文スピード:1問6秒 ④リスニングテスト 正答数31%→50% |
これらを達成するために日々学習していくことになります。③、④なんかはかなり具体的です。
実際の学習内容はというと、、、
・シャドーイング 60分/day
・多読 30分/day ・瞬間英作文 60分/day ・単語 30分/day 上記の具体的な学習方法は別途紹介します、 |
これでTOTAL3時間。これを1週間続けます。fa-question-circle
それぞれの学習内容において、シャドーイングと多読はリスニングにおける「音声知覚の自動化」「意味理解強化」、瞬間英作文と単語はスピーキングにおける「文章化の強化」「語彙の強化」を目的としていますが、学習内容は基本的には誰もがほぼ同じことをしていきます。目的、レベル、弱点によって、それぞれのウェイトが違ったり、使用するテキストのレベルが違ってきます。例えば、私は単語においては最初は「キクタン500」というTOEICで500点を突破する目的のレベル的には高くないものを使用しました。もっとレベルの高い人は最初から「キクタン800」使用するでしょうし、リスニングの強化が必要な人はシャドーイングと多読の時間を増やしたりというように、それぞれの目的、レベル、弱点に合わせた内容となります。
また、この学習の開始と終了を毎日カウンセラーにLINEで報告することが義務付けられるんです。シャドーイングの音声も送ることになります。
具体的には、
<各学習の開始・終了時> (例) -これから単語開始します。 -速読終了します。 <シャドーイングの音声送信時> |
こんな内容のことを必ず。。。
この報告に対してアドバイスが送られてきます。
このアドバイスを元に翌日の学習につなげていくといった感じです。
これを1週間続けて、次のカウンセリンング時に単語、シャドーイングのテストをし、課題の発見、学習内容の見直しなどを行っていきます。これを3ヶ月間続けていくわけです。
私は途中に文法の強化、1ヶ月後からはオンライン英会話も加わったり、状況に合わせた学習内容をこなしていきました。
よく言われていることですが、英語学習は(それ以外のこともそうだと思いますが)継続することが大事、そういった意味では毎日の学習報告が義務付けられているので嫌でも継続できるのです。もちろん仕事もしながら英語学習もしていくので、きつい日もあります。でも、やらなきゃ、って思うんです。それを続けていくと本当に習慣化できます。もしかするとこれが一番大きいことかもしれません。
もちろん学習内容については科学的根拠に基づいた方法で実施していくので、「時間×効率」で英語力がアップしていくというイメージでしょうか。英語力の伸び方は個人差があるでしょうが、正しい学習方法で効率よく学習が続けられます。
3ヶ月後の自分
受講する前に想像していた3ヶ月後の自分は、ある程度スラスラと英語で会話できるようになっている自分だったんですが、正直理想と現実はかけ離れていました。
実際には英語の力は確実に身についたと思います。でも、日本語のようにスラスラと英語が出てくるわけではありません。この3ヶ月で今後継続する英語学習法、時間の使い方、継続する力が身につき、それをベースに今後も継続して英語学習した先に、理想とする自分になれるんだな、と感じました。少なくとも私のようなレベルでは2ヶ月、3ヶ月では英語をベラベラ話すことは難しいということですね。
ただ、毎日英語学習する習慣が今もついており、学習しない日は基本的にはありません。PROGRITに在籍していた期間は毎日3時間の学習時間を確保していましたが、正直きつい日もありました。最後のカウンセリングではPROGRIT終了後の学習計画を立ててもらったんですが、その中で無理せずできる時間も話し合い、毎日2時間ならできるという結論に至りました。
その結果、今でも基本的には2時間の学習時間を確保していて、どうしても時間の確保が難しい日も30分だけシャドーイングするとか単語を復習するというように、全く英語に触れない日を作らないようにできています。英語力がかなり高い人でも、さらなるレベルアップのため、レベルの維持のためなど、日々努力されているようです。私のような英語レベルの低い人間はなおさらですよね。
まあ、とにかく英語学習は習慣化されているので、今後も継続して要所でTOIECなどを要所で受けて成果を確かめたいと思っています。
どんな人に向いている?
費用は決して安くはないです。3ヶ月で入会金含め50万円。他のコーチングスクールも同じような金額だと思いますが、そこに投資できる人、30代、40代のビジネスマンは多少の投資もできる経済力があると思うので検討してもいいかと思います。高いお金をかけて学習する分、モチベーションはキープできると思います。また、夜も遅い時間まで対応してもらえるので、社会人にはかなり向いています。
特に、以下のように考えている方にはおすすめです。
・英語学習に迷いが生じている
・何をしていくべきか分からない ・効率よく学習したい ・お金をかけてでも英語を身につけたい ・なかなか継続できない ・学習時間がなかなか確保できない |
まとめ
私は入学前にTOEICを受けたことがありませんでしたので、実際の点数は分かりませんが、体験カウンセリングで受けた実力テストで400〜500点のレベルと言われましたので、その後受けたTOEICで615点と言うことを考えると100〜200点はUPしていることになります。期待は大きくなるのは当たり前で、そこに達していないと本当に効果があったのかと思ってしまいますが、力は確実につくと断言できます。とにかく、継続して学習した先に、更なるレベルアップ、理想としている自分が待っているということです。
最後に、何よりも大事なのは自主学習です。英語スクールは色々とありますが、結局やるのは自分です。スクールはきっかけを与えてくれるものと捉え、受け身の学習ではなく、主体的に学んでいことが大切です。それが確実に出来るようになると考えれば高いお金を投資する価値はあるのではないでしょうか。